tera-sanのブログ

人に伝わりにくい多発性硬化症患者の想いや苦労

自分は4歳の時に急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群(川崎病)になりました。この病気が多発性硬化症のトリガーとなったのではないかと言われています。医師からはあとは本人の生命力と言われたそうです。その後、中学生の時に全身脱力で入院しましたが原因不明のままで回復しました。
20代後半で左半身の麻痺と視野欠損で入退院を繰り返し。多発性硬化症の診断を受け現在に至ります。

TICTOKに悩まされる 愛犬との別れを思い出す

現在は息子達と一緒に暮らしていますが、自分の生家が町中にありそこで愛犬と一緒に暮らしていました。その当時、遊びでTICTOKに愛犬の動画をアップしていたのですが、病気の進行で世話が大変になったということと、息子達と一緒に暮らす際に、息子の嫁と孫が犬アレルギーで飼えないという理由が重なり、愛犬を手放さなければいけなくなりました。息子が勝手にネットにアップしたところ、全国から問い合わせがありました。自分的には家族同様に可愛くてならなかったのですが、入院中の世話を誰がするかとか、犬アレルギーの問題もあり、納得せざるを得ませんでした。可愛がってくれる家族にとの想いで、同県内のご家族と一回お会いし、このご家族なら大丈夫ということで、無償譲渡ということでお願いすることにしました。譲渡当日はそのご自宅まで行きましたが、自然豊かで居間にゲージやトイレもセットされており安心してお願いしてきました。本当はハグしてやりたかったのも我慢して。
その後、TICTOKをアンインストールして何年かのちに、TICTOKを再度インストールしたところ、同じ犬種を飼っている方々からの画像やフォローが非常に多く毎日のように増えています。自分的にも愛犬のことは心の奥にしっかりと残っており、観たくないと観たいの両方が葛藤しています。と同時に元気に暮らしているかなと思うと会いたい気持ちはありますが、新しい飼い主に迷惑をかけることになるのも困るので我慢しています。
本当に飼い主を心配してくれ、咳き込みでもしようものなら、走ってきて心配して顔をのぞきこんだりしてくれ、そのあとは横に寄り添ってくれる優しい犬でした。