tera-sanのブログ

人に伝わりにくい多発性硬化症患者の想いや苦労

自分は4歳の時に急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群(川崎病)になりました。この病気が多発性硬化症のトリガーとなったのではないかと言われています。医師からはあとは本人の生命力と言われたそうです。その後、中学生の時に全身脱力で入院しましたが原因不明のままで回復しました。
20代後半で左半身の麻痺と視野欠損で入退院を繰り返し。多発性硬化症の診断を受け現在に至ります。

昨夕、退院しました。家が一番。

昨日の夕方、無事に退院しました。今回の入院は反省しなければいけないことがいろいろとあったものの、誤嚥性肺炎を起こしながらも予定通りにTDCS治療を受けました。経頭蓋直流電気刺激法(tDCS)[1]」は、頭蓋骨の上から極めて微弱な直流電気を流して脳を刺激する方法で、ヒトではうつ症状の改善、運動機能障害のリハビリテーション、記憶力の向上などへの効果が知られています。まだ、その詳しい作用メカニズムは解明されていません。いろいろな分野での研究が進められています。最終日にはTDCS治療後、簡単なリハビリをして、高次脳機能障害の検査をして、午後からMRI検査を受けて。教授回診を受けて退院してきました。退院時処方をもらう際に、病棟士長や看護士と話をしている際に、教授回診ご一行様が前を通り過ぎる際に、教授に「回診の時より笑顔がいいね」と言われましたが、それは医者に取り囲まれている回診よりは気分が楽に決まっています。教授には言えませんが(笑)今回の高次脳機能障害の検査として成果があったのは記憶力で、今までの検査の中で
ノーミスだったことに主治医は驚いていました。自分もややびっくり。計算力はあまりよくありませんでしたが(笑)回診の際に結果は後で楽しみにみせてもらうといっていた教授の顔が印象的でした。どうあれ、効果はあると思われます。
昨日は、帰宅後疲れ果ててすぐに寝ましたが、今朝、孫にただいまと言ったら、笑顔でおかえりと言ってくれました。やっぱり家が一番です。