tera-sanのブログ

人に伝わりにくい多発性硬化症患者の想いや苦労

自分は4歳の時に急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群(川崎病)になりました。この病気が多発性硬化症のトリガーとなったのではないかと言われています。医師からはあとは本人の生命力と言われたそうです。その後、中学生の時に全身脱力で入院しましたが原因不明のままで回復しました。
20代後半で左半身の麻痺と視野欠損で入退院を繰り返し。多発性硬化症の診断を受け現在に至ります。

久しぶりの親孝行、再び紅葉を見にいく

入院前に母親を紅葉を見に連れていってきましたが、以前からここの紅葉を死ぬ前にどうしても見てみたいという場所がありました。母親もここ5年間内に心臓の手術を2回も受けているので年齢的にも車で出かけるのは今後なかなか難しくなると思い、今年いけるかどうかと考えていました。昨夜は早寝をしたので今朝は比較的体調が良かったので、朝からネットで
紅葉の状態を確認して今が一番綺麗だと解ったので、朝7時に電話して寝ている母親を起こし、みたいのなら行くよと連絡すると行きたいというので、迎えに行き、石川県の小松市まで出かけてきました。石川県の現在の紅葉スポットの2番人気の「那谷寺」へ出かけてきました。何度か行っていますが、こんなに混雑していたことがありませんでした。コロナの制限が解けると観光地は人だらけです。ポイントスポットだけをさっとみて、すぐ車に戻りました。お土産屋さんの人達のコロナ前に戻ったかの嬉し忙しい顔が特に印象的でした。


この写真の背景にある岩盤は、天然のものであり、この寺の始まりは修行の場であったとのことです。岩がくり抜いてあるようにみえますが、全て自然にできたものであり、中には
お地蔵様があります。



清らかである白き神々あの座「しらやま」に魂が昇り、地上に回帰する



加賀には古くから白山信仰が根付き、自然の神を崇めてきました。
自然そのものが生きとし生けるものにつながり、その中で人は生かされて、ここに在るのです。
境内にそばだつ岩山の多くの洞窟は、魂がよみがえり、白く清められる聖地。
美しい自然に融けこんでいく「私」を感じるところなのです。
緑樹の影や苔むす参道を通って、四季のうつろいを感じていただけますように。



                    合掌


開創の物語
この地は弥生時代より管玉の材料である碧玉(へきぎょく)の産地でした。財部(たからべ)一族が住んでいて、洞窟は祭祀場でもあったでしょう。1300年の歴史を遡れば、養老元年(717年)に泰澄が那谷寺を創建したと伝えられています。