tera-sanのブログ

人に伝わりにくい多発性硬化症患者の想いや苦労

自分は4歳の時に急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群(川崎病)になりました。この病気が多発性硬化症のトリガーとなったのではないかと言われています。医師からはあとは本人の生命力と言われたそうです。その後、中学生の時に全身脱力で入院しましたが原因不明のままで回復しました。
20代後半で左半身の麻痺と視野欠損で入退院を繰り返し。多発性硬化症の診断を受け現在に至ります。

自分が就労継続支援B型事業所に通っている理由について

自分が就労継続支援B型に通っている理由について、事業所にとっての自分の福祉スキルを除いた観点で書きたいと思います。あくまでもすぐに働くことができない方、一般の会社で働くことが出来ない方を前提に書きます。
一言でいうと、自分のペースである程度働けるということです。体調管理をしていても、たまに体調が悪い日があれば、連絡をして身体を休めたり通院できたりします。かといって休みの方が多いのは問題ですが。アルバイトにしたって、そうそう休めませんからね。いきなり雇用契約をして働く就労継続支援A型事業所よりはかなり融通がききます。その代わり、一般的には単純な軽作業が多いですが。とは言え、A型とB型の作業内容に関しては型にたいした差がなく、一般企業並みの作業をしている所はまだまだ少ないのも現状です。じゃあ、A型の方がいいのではと思う方もおられると思いますが、雇用契約を結ぶということは一般の会社と変わらないので、たまに休むというのはいいですが、自分の体調に合わせて働くというのはかなり無理があると思います。
よく作業所なんて意味がないと言われる方もおられますが、症状によっては意味がなく一般企業で働ける方もおられますので、あながち当たっているかもしれません。
B型はまずは社会生活の中に自分が慣れていくことを目的にすることが出来ます。就労継続支援事業所は名の通り、継続して働けるように支援する事業所という観点で、初めからそこまでの状態にない方が働くという環境に慣れ、いずれは一般就労できるようにしていけるように人との関係やコミュニケーションを身につけるための場所です。A型とB型のことについては先にブログにアップしましたので割愛しますが、お金ではなく、人と関わりながら、今の自分を見つめ直し、出来そうなことを見つける場という意味合いが難病の方には強い所だと思います。
難病の方は、いろいろなことで鬱になる方も多いと思います。苦しいのはよく解りますが、
一歩前に踏み出しませんか。自分も今の状態で働くのは無理だと思っています。が家に一人でいるよりはいいと思って、毎日自分と戦いながら通っています。まずは夏の入院治療までを目標にしています。